最近増えてきている原因が「同時接続数の上限オーバー」です。
ファイアウォールが原因と思われる場合には[[ファイルやプリンタの共有ができない(WindowsXP)>../ファイルやプリンタの共有ができない(WindowsXP)]]をご覧ください。
Windowsでは共有フォルダ等への接続数に以下の制限が設けられています。
OSエディション | 同時接続数 |
---|---|
Windows XP Home | 5 |
Windows XP Professional | 10 |
Windows Vista | 10 |
「同時には使っていないのに…」と言う声が多いのですが、同時接続数とはセッション数の事です。具体的には接続をしてから15分間は「接続中」と見なされます。
ではどうするか…
対策として考えられる方法を何点かあげておきます。
タイムアウト時間をデフォルトの15分から短い時間に変更する
タイムアウト時間を5分に変更する場合の例。
1. 共有サービス提供のパソコンでコマンドプロンプトを立ち上げます。
[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]
1. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します(コマンドの後でEnterキーを押します)。
C:\Windows\system32>net config server /autodisconnect:5 |
- メリット
- 費用がかからずに今すぐできる
- デメリット
- 「同時接続数上限」は変わらないので本質的な問題解決にはならない。
共有サービス提供パソコンのOSをWindows 200X Serverに変更してライセンス(CAL)を追加購入する。(XPやVistaではCALは追加できません。)
- メリット
- Windowsに慣れ親しんだ方でも容易
- デメリット
- Server OSが高価な上に、ユーザ数に応じてライセンス費もかかる。(購入時には5CALがついている)
UNIX系のOS+Sambaでファイルサーバを構築する。
- メリット
- 接続ユーザ数が増えても安価。GUI無しで構築すれば古いパソコンの再利用で可能。
- デメリット
- 専門的な知識が必要
ネットワーク接続ストレージ(NAS)を導入する
- メリット
- パッケージ化されているため導入が容易
- デメリット
- 製品の価格帯に幅があり、安い家庭用NASではHDDに冗長性が無く信頼度に疑問。