全ての小中学生が各自のコンピューターを使えるようにする「GIGAスクール構想」ですが、当初は2023年度までに完了させる計画だったものを、新型コロナウイルス感染症対策として2020年度中に完了させると、今年の4月に文部科学省の発表がありました。
大分県豊後高田市の小中学校では(一部の学校を除き)今週~来週にかけて導入されるようです。
「全国に於ける8月の導入率は2%」と、どの自治体も苦戦を強いられている中、12月導入というスピード感は素晴らしいです。
豊後高田市のタブレット導入概要を独自にまとめました。(公式ではありませんので変更になる部分もあるかもしれません)
豊後高田市の小中学校タブレット導入スケジュール
中学校(児童数が多い学校を除く) | 2020年12月16日頃 |
小学校(児童数が多い学校を除く) | 2020年12月24~26日頃 |
児童数の多い小中学校 | 2021年3月 |
児童数の多い学校はネットワークの設定変更工事が必要になるため、年内導入は難しいようです。
導入される端末
タブレット | アップル iPad(第7世代)Wi-Fi 32GB |
カバー | ロジクール RUGGED FOLIO(キーボード一体) |
カバーの色は■←こんな感じです。
2020年9月に第8世代が発売されましたので1つ前の世代となります。
学年ごとの割り振り
新しいタブレットが使える!と言っても残念ながら全員ではありません。
今使っているタブレットもまだまだ使えますので、有効利用しなければならず、小学校3年までは辛抱が必要です。
小学校1~3年 | 既存のiPad |
小学校4~6年 | 新たに導入されるiPad |
中学生(全学年) | 新たに導入されるiPad |
ローマ字を習得する小学校4年生以上はキーボードが必要ですので妥当ですね。
個人アカウント
Microsoft 365(旧Office 365)のアカウントが全員に割り当てられ、クラウド上にデータを保存。本体容量が32GBと少な目ですが何とか対応できる…と思います。
(長い動画などを撮影したりAir Dropで受けたりができません。運動会を固定撮影した場合などは20GBを越えるので厳しいかも。)
Excel・Word・PowerPointはサブスクリプションのため使えない可能性が高いです。
その場合はiOSのNumbers・Pages・Keynoteを引き続き使う事になります。
Appleの公式サイトに
Pages、Numbers、Keynoteが生まれ変わり、Microsoft Word、Excel、PowerPointとの連係がさらに優れたものになりました。
とありますが、MS Officeで作りこんだファイルだと全然ダメなんですよね…。
その他
- MDM導入(アプリ管理が格段に楽になります。)
- 12月導入校は固定IPアドレス。3月導入校はDHCP。
- 台数の多い学校はタイマーによる時間差充電。工事が間に合わない場合には人的時間差充電?