職業柄、古いパソコンのOSセットアップを多数行ってきましたが、問題となるのが機種特有のドライバ類。
Webからダウンロードできるメーカーもあれば、古い機種はさっさと見切りをつけてしまうメーカーなどさまざまで、古い機種になればなるほど入手は困難になります。
メーカーサポートも終了しているので基本的に自力での解決が必要になるのですが、東芝dynabookのサポートには感心させられました。
15年前のパソコンであっても電話サポートを受け付けていて、夜間しか問い合わせできない方に向けて、オンラインで予約をしておけば電話を掛けてきてくれるというものです。
さすが日本のメーカー!
東芝dynabookのサポートセンターに予約
日本のメーカー!日本の東芝!と夢を見すぎていたようで、親身になってどうにかしようという思いが感じられない残念なサポート内容でした。
具体的にはハードディスクトラブルでOSをクリーンインストールし、東芝のWebサイトにあったドライバ類を入れたのですが、一部のドライバと専用アプリが見当たりません。
専用アプリはテレビ視聴のもので、他のソフトウェアによる代替は不可能なものです。
事前に東芝のWebサイトで配布されているのを確認して安心していたのですが、いざ導入してみると、元となるバージョンが入っていなければインストールができないというアップグレード版。
他メーカーでもよくありますが、一部のドライバにおいては入手不可なものもあり、仕方なくその機能は使わないという選択肢もありますが、テレビパソコンにおいてテレビが機能しないのであれば、もはやゴミ同然…。
やむを得ず冒頭のサポートセンターに予約を入れて電話を待っていると、時間どおりに電話がかかってきました。
10年も前のパソコンであっても大切に使っているユーザを大切にしているんだな。と一瞬、東芝愛が生まれかかっていたのですが、現実はそうでもなく…。
サポ「該当の機種のドライバは配布していません」
私 「でも東芝Webサイトに型番検索で表示されますが」
サポ「・・・」「あ、本当ですね。失礼しました。」
私 「テレビ視聴アプリを入手する方法はありませんか?」
サポ「ありませんね」
私 「HDDが壊れて仕方なくOSをクリーンインストールしたのですが」
サポ「dynabookはOSのクリーンインストールに対応していません」
私 「ではもうこれは捨てるしかないんですか?」
サポ「そうですね」
こんな感じの流れで5分程で終了しました。
話し方は丁寧でしたが、困って電話をかけてきた人の親身になって考えようという姿勢は感じられませんでした。
昔のIBM(レノボ以前)やDECなんかは全てにおいて保守が素晴らしく長く付き合えるメーカーでしたが、今はそういったメーカーは存在しないんでしょうか。
外資系の安いパソコンを数年の使い捨てと考えて購入した方が今の時代に合っているのかもしれませんね。