2008年になってから、UMPC(ウルトラモバイルPC)と呼ばれる小型ノートパソコンを各社が出し始めました。
以前から小型ノートパソコンはありましたが、非常に高価であったためか、あまり脚光を浴びていませんでしたが『EccPC』という低価格のA5ノートパソコンが登場して以来、注目を集め始めたようです。
で、最近よく問い合わせを頂く内容が、
「どれが買いか?」
UMPCは持ち運びに便利ですが、一般的な14~15インチ液晶のノートパソコンに比べると使い勝手は落ちます。
- キーボードが若干打ちにくい
- 画面が小さい(=情報量が少ない or 文字が小さい)
- CDドライブ等が付いていない
- CPUやメモリの制限により、処理速度が若干劣る
- HDDでは無くSSDを使っている機種の場合は現段階では容量が4~8GB程度しか無い
経験上、利用する方自身の判断で
『使いやすさ』 vs 『持ち運びやすさ』
で後者が勝る場合にはUMPCは非常に活躍すると思います。
ですが、私自身過去に何度か超小型モバイル機器を試しましたが、最終的には使いやすさには勝てません。
始めのうちは外出のたびに持って行きますが、会議やプレゼンなどを除いては、なかなか外で使おうとも思えずに、次第に『僅か1kgでも邪魔』に感じてきました。
仕事柄、会議やプレゼンなどは週に1回もあれば多い方ですので、『使いやすさ』が優先となり、一回り大きいノートパソコン(12インチ液晶のB5ノート)に落ち着いています。
あくまでも個人的な感想ですが、UMPCを購入して活用できる方は、
- ほぼ毎日、外でパソコンを利用する
- 小さい文字でも苦痛にならない
- イー・モバイルの提供エリアが活動範囲、または公衆無線LANアクセスポイントが多くある
- 家では別のメインマシンがある
といった方では無いかと思っています。
もうじきDELLからも低価格のUMPCが発売される予定ですし、まだまだ人柱的なUMPCです。
「どれが買いか?」
「B5~A4サイズでは駄目か再度考える!」 or 「年末頃まで待つ!」