新しくWindows Vista™の登場したMicrosoft® Windows®ですが、サポート期間について論争が起っています。
サポートが打ち切られると、セキュリティホールが発見されても放置される事となり、ウィルスの感染や情報漏洩の危険にさらされてしまい、特に売り上げデータや顧客情報等を扱う企業・公共団体では安心して使用する事が出来なくなってしまいます。
また、OSのバージョンが新しくなるたびにパソコンの最低必要スペックも高いものとなり利用者の多くはパソコンそのものを買い換える必要に迫られます。
参考例:Microsoft® Windows Vista™ Home Premium 推奨動作環境
CPU | 1GHzの32bit (x86)又は64bit (x64)プロセッサ |
メモリ | 1GBのメモリ |
グラフィック | Windows® Aero™を実行出来るGPU(128MBのビデオメモリ) |
HDD | 15GBの空き容量のある40GBのHDD |
光学ドライブ | DVD-ROMドライブ |
その他 | オーディオ出力 インターネットアクセス環境 |
Windows Vista™の価格も上位グレードとなると50,000円を超えます。
参考例:Microsoft® Windows Vista™ 製品価格
製品名 | 通常版 | アップグレード版 |
Windows Vista™ Ultimate | 51,240円 | 33,390円 |
Windows Vista™ Business | 39,690円 | 27,090円 |
Windows Vista™ Home Premium | 31,290円 | 20,790円 |
Windows Vista™ Home Basic | 27,090円 | 14,490円 |
更に、企業であればOffice製品の導入も必須になるはずです。
参考例:2007 Microsoft® Office 製品価格
製品名 | 通常版 | アップグレード版 |
Office Ultimate 2007 (Professional + Groove + OneNote® + InfoPath® + InterConnect) |
89,040円 | 71,190円 |
Office Professional 2007 (Standard + Access™ + Publisher) |
62,790円 | 39,690円 |
Office Standard 2007 (Personal + PowerPoint®) |
55,440円 | 29,400円 |
Office Personal 2007 (Word + Excel® +Outlook®) |
47,040円 | 22,890円 |
もちろん、パソコン1台での価格となりますので、同じソフトウェアを他のパソコンで利用しようとしてもアクティベーションが通らずに使用できません。(それ以前に違法となります)
5台、10台と導入している企業・団体では莫大な出費となってしまいます。
更に重要なのは、これが新OSリリースの都度(数年おき)に避けられない問題となる点です。
このため、先を見越した公共団体・企業ではMicrosoft®社製のアプリケーションからOSS(オープンソースソフトウェア)に切り替える団体も増えてきました。
以下は全て無料のOSSのみで構築したデスクトップ環境です。
導入したパソコンもPentium®III-533MHzと5年以上前のスペックのものです。
(さすがに快適な動作とまではいきませんが…)
OSSで構築したソフトウェア例
OS | FreeBSD 6.1-RELEASE | 0円 |
デスクトップ | GNOME2 | 0円 |
表計算 ワープロ プレゼン データベース |
OpenOffice | 0円 |
ブラウザ | Epiphany Mozilla Firefox |
0円 |
メール | Evolution | 0円 |
ウィルススキャン | Clam Antivirus | 0円 |
表計算ソフトOpenOfficeの拡大です。Excelファイルを開いてみました。
ワープロソフトOpenOfficeの拡大です。
プレゼン資料もOpenOfficeで作れます。
ゲームも豊富に入っています。
サーバ用途としてはもちろんですがデスクトップ環境としても、安定したUNIXベースの無料で使えるOSSをご検討されてみてはいかがでしょうか。
当社では長年にわたりFreeBSDでのサーバ構築・運用を行っており安定運用をしております。